赤き月 白き月


手をふれるだけで
頬を赤らめていたキミが

いつのまにか

太陽のようにまばゆい笑顔を
いつだって向けてくれるようになったみたいに

今宵の月は

まばたきにも動じず
少しずつ姿を変えていく