果てるまで

立ち止まることができないと
生まれる前から知っている

そうさ僕らは回遊魚

繰り返しの毎日に
何一つ疑問をもたないままに疲れ果て
光の射さない闇に包まれる
そんな運命だけはまっぴらだから

せめて美しい青の楽園を目指そう

どこにもそんなものはないとしても
瞳を輝かせて生きることはできる

そうさ僕らは回遊魚

でも閉鎖された水槽の中では泳ぎたくない
果てしなく広い世界で
自分を誇れる場所をさがそう

さぁ
その胸びれの意味をかみしめながら

 


晩ご飯に青魚の塩焼きを食べた夜に思いついた詩
歩く方向を周りと違えるのはとても勇気のいることだけれど
一度きりの人生
思うように生きようとすることも大事なのでは?