一人称
ふと、自分を自分で呼称するさいのことを考えてみる。
普段、彼女や友人の前では”俺”。
家族やいとこ親戚の前では”俺”もしくは”僕”。
目上や先輩たちの前では”僕”。
客や初対面の人の前では”僕”。
で、ネット上ではどうかというと、なぜか”私”。
この”私”、改めて考えてみると不思議といえなくもないのだが、一応これには理由がある。
ネット上でのこの”私”というのはいわゆる”フォーマル”なのだ。
俺の年齢からすると、実はこの”フォーマル”に準ずれば一人称は”私”でしかるべきなのである。
ちなみに本当は”僕”というのはもってのほかだったりする。とはいえ周囲の人間が9割方年配であったり年上であったりするので傍目には問題はない。
人生経験からすればまだまだひよっこなわけだからね。
閑話休題。
ではなぜネット上ではあえてこの”私”を使うかということなのだが。
端的にいえば会話の相手が不特定多数であったり、個人宛の会話であるにせよ顔が見えないということが理由にあげられる。
もちろん、メッセやチャットなどでほぼリアルタイムで会話をする場合などでは親密になってくれさえすれば”僕”という呼称にはなってくる。
しかしそれでも最初のうちはやっぱり”私”だ。
初対面で、しかも顔が見えないような相手に鼻っから”俺”だなんていうのは礼儀知らずもいいところだし"僕”というのもそんな学生じゃあるまいし、ということなのだ。
考えすぎだといってしまえばそれまでなのだが、まぁそういうところが気になる性格なのだからしかたがない。
とはいえ、他の人までそうしなければならない、とかそういう風に考えない人は礼儀知らずだ! なんていうつもりは毛頭ないでございます。
たんに自己満足程度のことだ。
むしろこの”私”のせいで女性に間違われることもたま〜にあるので逆にこれも問題だったりするんだな、これが(苦笑)
樹って名前はわりに女性でも使ってる場合もあるからね。
それもあってこういう場や日記なんかじゃ”俺”を使ってるわけ。
なもんで、実際の俺を見たり話したりしたときに意外と思われたりなんだり。
うぅん、一人称ってのも、ややっこしいというか面倒というか……
ま、この”ポリシー”を変えるつもりはないんだけどね。