「夏」
足下さらうは寄せ返す波
群青の空は何を視る?
遥か彼方の蜃気楼
切なる願いを逆さに映す
おどけ声の鳶 夢見をくわえ
海の終わり目指す
夏の日に踊る好奇心
気の向くままに
暑き日に遊ぶ好奇心
旅立つ僕ら
夕暮れ次第に閉じゆく帳
濃紺の空は何を視る?
低く輝く受月は
永久なる願いを密かに留める
鈴音声の虫 哀愁誘い
海を渡り眠る
夏の夜に歌う光輝心
足向くままに
暑き夜にさやぐ光輝心
旅立つ僕ら
瞼の裏に描く 二人の楽園
冷めること知らぬまま……
季節詩第二弾「夏」です
寝苦しい夜は何故なのか……
焼ける空気に肺を焦がして
それでも駆け抜けることをやめないのは何故なのか……
そんな夏の日を表現…………できてるかな?
さて、次は「秋」ですね。