それでも僕らは生きている
隙間ない足音で満たされた道
流れにまかせていた身体
しゃがみこんでみた
そこにはミルクティ色したタイルの歩道があって
ところどころかけたりヒビが入っていたりして
なんだかそこに自分を重ねてみたりして
思わず膝を抱えて涙ぐんでしまいそうになったのだけれど
なんてことのない雑草がそこにあった
踏みしだかれところどころほつれながらも
けっしてすべてが青々としているわけではないけれど
力強くそこにあった
あぁ
今度こそ胸は熱く
しかし違う想いで
涙があふれて止めることができない