たとえばこんなふうに
自分の一番大切なものを
夜空のように黒ずんだ海に沈めてみよう
ゆっくりと姿がみえなくなるけれど
本当に大事なモノなら
きっとどこへいってしまっても
探し出せるはずさ
だからいまは忘れてしまおう
いつかきみを迎えにいくその日まで
そうしなければ前に進めないことだってある。 忘れるからこそ思い出という言葉が存在する。 ならば忘れてしまうことは当然の権利だと……