揺らぎゆく明日

 

あぁ今も忘れぬ不安を
雲の先にあるはずのものも見えず
怖がってた 果てない地平を
優しい声何一つ信じられずに

わかりきった道など そうけっして
鮮やかな花など咲いてないのに

仰ごう 頬うつ雨が冷たくても
それさえ 待ち焦がれる焼けるほどの
陽射しという名の
揺らぎゆく無数の可能性を抱えた明日を
君と歩くために きっとあるから


あぁあの日望んだ未来と
現実とは随分ずれているけれど
前髪を切って少し予想と
違っていてもいつか好きになるように

「どうして?」より「どうするか」の方が
軽やかな風は背中押してくれる

顔上げ 耳掛かる髪を掻き上げて
葉の間に降り注がれる 目眩起こす
木洩れ陽のように
揺らぎゆく想いの不確かさえ安らぐ明日を
君と寄り添うために きっとあるから


想い映す水面に 身をゆだね
空に溶けていく 光に包まれてく

歌おう 湧きいずる気持ち伝えるなら
夕陽を 影重ねて迎えられる
愛おしく そして
揺らいでた昨日までの日々が 朝陽を共に
君と望む日々に…………

 


ゆえあって完成間近でお蔵入りになる予定だった作品
せっかくなんで完成させてみました
どんなに心揺れる未来でも
望む形に近づける努力を忘れなければ
それはけっして恐れるべきものではない……
そんな唄です