叫び永久であれ

泣き叫ぶことをあきらめないで
君がそこでうずくまっていることに
気づいてくれる人がきっといる

雨音に容易く吸い込まれていく嗚咽
堅く閉じたまぶたから
まるで泣きはらすように滴が止めどなく
落ちる……

この両手が君に触れることができるのならば
今すぐにでも僕が抱きしめにいきたいのに

それとも君は待っていてくれるだろうか?
泣きやまずにそこにいてくれるだろうか?

もしそうだとするならば
君のその叫び声だけを頼りに僕は君を目指す

どうか
泣き虫のままの君でいて…

 


相手を想うというのは思いやるということでもあるのでしょうけど
押さえ切れぬ欲望を持ってしまうというのもまた人であるといえます。
それは罪なのでしょうか?
それとも……