空に在る者から君へ


僕の言葉はきみに届かない
僕の両手はきみに届かない
僕の想いはきみに届かない

それでも

僕はきみに送り続ける
この溢れかえる灯火が消え失せるそのときまで

見返りをもとめているわけじゃないんだ
ただ僕が僕であるために
たとえばそれは空に太陽が照り映えるのと同じ
そうすることが僕の生きる意味なんだと

僕は僕自身に胸をはっていいきれるから

振り返ることなんてない
でも君のそばにいつだって僕はいるから

君は君の思うままに

君が微笑んでいてくれるだけで
僕は幸せでいられるよ……

それが僕に向けられたものではないとしても


僕はいつでもここにいるから
きみはきみのままでいいんだよ
そういう詩です