積み木

 

なんでもかんでも比べては
上だ下だと騒ぎ立てる僕ら

でもさ

○の上に□を乗せても
そんなのすぐに落っこちちゃう
その逆だって同じなんだ

名前も知らない塔のてっぺんにいることが
すごいってわけじゃないんだよ
どんな足跡を残せたかが大事

僕は君にはなれないし
彼は彼女じゃない

だからさ
もっと肩の力を抜こうよ

そりゃまぁ現実ってやつは大変だけど
かといって自分の名前は記号だなんて
そんな風には思いたくない

握った拳をゆっくりとひらいて
そばにいる誰かに差し出してみてよ

大丈夫
思ったよりもずっと
僕らはうまくやっていける

 


人間関係というのは難しいことばかりのようでいて
案外、堅く考えすぎているだけなのかもしれません。
そんなことを思って書いた詩。